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鬼コーチ
今日は思い切り語ります 注)長いです

学生の時にお世話になった、強化チームのコーチ
高校生チームに、なぜか大学生の私が1人投げ入れられ
なぜか怒られ役に(涙)
いつもクールに捨て台詞を受ける
鬼だ、鬼。超怖い
まともに会話することも怖かった私
『お前、センスないから』 と言い切られ・・・涙
視界にも入れてもらえず
笑顔なんて見たことないし(怖)
でも、途中から何かが変わっていきました
言葉じゃ表しきれない何かがね
そして、みんなの力が
最後にはすごい力になっていきました
恐るべし・・・コーチのマジック

大会の終わった最終日
初めてコーチの笑顔を見たなぁ
コーチは数え切れない物を犠牲にして
でも、これは自分の為と言い切る人
愛情たっぷりなのに、表現がとっても下手な人
私達にとっては教祖のような存在になってる

病気で戦ってる波美も、その時のメンバーの一人
彼女は結局、メインの大会では正式メンバーには選ばれず
サポート選手と言う形で私達を支えてくれました
正式メンバーは各種目から1人
それぞれがそれぞれの思いを背負いながら
ギリギリの状態で頑張っていた時間でした

波美に会うと必ずコーチの話になる
あの時学んだことは、私達の人生に大きく影響してるよね
常にコーチに見られてる感じ(笑)
いいのか?それでいいのか?(夢にも出そう)
常に言い聞かせながら今日まで来てるような気もするなぁ・・
人にはわからないけど
すごく大きな物を頂いた
私達が集まると、必ずそんな話になるのです

波美が病気になり
ここ最近の病状の悪化の様子を見て
思わずコーチにメールをしてしまいました
最近、ちょこちょことやり取りしていたら
珍しく長いメールが・・・

コーチのメールより一部抜粋
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国体やアジア大会などで職場の皆さんに迷惑をかけてきて
上司からはヨットばかりやってと思われた時期もありました。
しかし、指導やマネッジメントをやってきて多くのことを学んだと思っています。
同僚や部下たちへの対応には大いに役立ったと思っています。

彼女(波美)から教えれたことがあります。
競技スポーツは1番を目指して行われるものです。
一番は確かに祝福されるものですが、
それしか意味がないかと言ったら決してそうではありません。
それぞれが、ライバルを意識しながら自分との戦いをしているのです。
いくらトップに立ったからといって、自分の力の数パーセントしか能力を上げていない選手より
自分に打ち勝って、数倍の能力アップを図ってもトップになれなかった選手のほうが
格段にすばらしい選手だということです。
彼女も最初のトレーニングのうちは、恨めしそうな目で私を見ていました。
それがいつのときか自分のためのトレーニングと気づいたのだと思います。
その時がマジックにかかった瞬間かもしれません。

計画、目標を示してほしいとあなたからよく言われました。
最初に険しい山を見てあの山の登頂を目指すと初心者に言えばどうなるでしょうか。
誰もがうんざりとしてやめてしまうことになります。
挑戦できそうな山を選びあそこに上ろう
山頂に着いたら前の山より少し高い山をを選び、あそこを目指そう
みんなついてきてくれました。
最初はいやいやでしたが、君たちが自立しだしてからは
私のメニューでは満足できなくなりました。
選手とコーチの戦いです。
お互いが要求するものの、少し上を求め合う
そういったいい循環ができたと思います。
これらも試行錯誤でしたが、みんなから学ばさせていただいたものと思っています。

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コーチからのメールを見ると、不思議とただ涙ばっかり出る私
だって教祖のお言葉ですから・・笑

人から聞きました
あいつが俺にメールを送ってくるってことは
心がいっぱいになってるからだと思う、大丈夫だろうか?


私にはこれっぽっちもそんな優しい言葉をかけないのに
ちゃんと心配してる
そんな人なのだ

自分が思っている以上に
自分が愛されているものだと実感しています
幸せです
by shihotaichi | 2007-04-19 12:11
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